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イベントレポート

“訪問”ってどんな仕事?明石商業高校 福祉科の生徒さんが訪問の現場を体験しました!

2026.04.29 Wed

訪問介護・訪問看護の現場にふれた3日間のご報告

2026年3月16日、17日、19日の3日間、ロジケアあかし(兵庫県明石市)では、明石市立明石商業高等学校 福祉科の生徒の皆さんを実習生として受け入れ、訪問介護員・訪問看護師・ケアマネジャーの同行訪問を行いました。

福祉科の実習というと、施設系での実習が中心になることが多く、在宅の現場にふれる機会はまだ多いとはいえません。今回の訪問分野の実習も、通常の実習に加えた“希望者のみ参加”というかたちで実施されました。

在宅医療・在宅介護の現場を実際に見てもらう機会はまだ珍しいからこそ、私たちはこうした受け入れをとても大切にしています。


施設とは違う、在宅ならではの支援を知ってもらうために

今回、受け入れたスタッフが実習の中で特に感じてほしいと考えていたのは、施設と在宅の違いでした。
在宅では、利用者さん一人ひとりで自宅環境も、家族構成も、生活スタイルも異なります。必要な支援も一律ではありません。決まった場所のルールに合わせるのではなく、その人の暮らしの中に私たちが入り、できるだけ長くその人らしい生活を続けられるように支える。それが訪問の大きな特徴です。
スタッフからも、
 □ 自宅ごとに環境がまったく違うこと
 □ 利用者さんごとの価値観やこだわりがあること
 □ 訪問することで安心して在宅生活を送れている方がいること
を見てほしかった、という声がありました。


実習前のイメージは「作業中心」「忙しそう」

高校生の皆さんのアンケートを見ると、
 □ 入浴や排泄、食事介助などを行う仕事
 □ バイタル測定や服薬確認が中心の仕事
 □ 短時間で作業をこなしていく仕事
 □ とにかく大変で、いろいろなことに追われている仕事
 □ 複数人で訪問するイメージ

実習前は訪問に対して、このようなイメージを持っていたことが分かりました。


現場で見えたのは、「会話」と「信頼関係」の大きさ

実際に同行してみて、多くの生徒さんが印象の変化として挙げていたのが、利用者さんとのコミュニケーションでした。

堅い雰囲気で支援内容を確認するイメージを持っていた生徒さんは、日常会話を交えながら和やかにやり取りする場面にふれ、「とても楽しかった」と回答してくれました。
また別の生徒さんは、業務をこなすだけでなく、会話や観察を通して身体状態や精神状態を知っていくことの大切さを学んだと書いています。

 □ 利用者さんとしっかり関わる時間があること
 □ 困りごとを丁寧に聞いていたこと
 □ 何かをする前に、今から何をするのかを確認していたこと
 □ 利用者さんとの間に信頼関係が築かれていると感じたこと

などが印象に残ったという声が並びました。



実習を通して、進路の選択肢が広がった

アンケートには、今後の進路や将来の考え方に変化があったという声もありました。

 □ 訪問という新たな選択肢が増えた
 □ 訪問介護や訪問看護にも興味がわいた
 □ 利用者さんの相談業務にも関心が出た
 □ 今後の実習でも、自立支援や状態に合った関わりを意識したい

など、もともと施設の仕事を思い描いていた生徒さんにとっても、在宅の現場を実際に見ることで、視野が広がったようです。


受け入れる側にとっても、学びのある時間でした

印象に残ったのは、生徒さんたちのまっすぐな姿勢です。

スタッフからは、

 □ 皆さんよく勉強していた
 □ 将来の目標をしっかり持っていた
 □ メモを取りながら熱心に話を聞いていた
 □ 礼儀よく、気持ちのよい対応だった

といった感想が寄せられました。高校生のしっかりとした学びの視線に先輩として背筋の伸びる時間でした。

地域にひらかれた在宅医療・介護を目指して

ロジケアでは、訪問介護・訪問看護・居宅介護支援事業といった「在宅」の仕事を、もっと多くの人に知ってもらいたいと考えています。

在宅医療・介護は、利用者さんやご家族の暮らしに深く関わる、大切な地域インフラのひとつです。しかし、施設や病院に比べると、実際にどんな仕事をしているのかが見えにくい面もあります。

だからこそ、今回のような実習の受け入れを通して、高校生をはじめとした地域の皆さんに現場を知ってもらう機会を、これからも積極的につくっていきたいと思っています。

ロジケアはこれからも、地域とのつながりを大切にしながら、在宅医療・介護の現場をひらいていきます。