ひと
インタビュー・
クロストーク
2026.06.29 Mon
私がロジケアに出会ったのは、ケアマネジャー試験の帰り道でした。
その日、帰り道でロジケアのパンフレットを受け取りました。そこに「土日祝休み」と書いてあって、働くならいいなと思ったのが最初のきっかけです。
当時、私はヘルパーステーションで訪問介護の仕事をしていました。結婚して子どもを産み、子どもが幼稚園に上がった頃に「そろそろ働こうかな」と思い、時間の融通が利きそうだった訪問介護を選びました。
その後、ケアマネジャー試験を受け、帰り道にロジケアのパンフレットをもらいました。ホームページを見ると、ハローワークでロジケアの説明を聞ける機会があると知り、会社訪問よりもハードルが低いかなと思って行ってみました。
そこで、佐野社長に「ケアマネもいいけれど、まずはヘルパーとして働いてみて、ロジケアのヘルパーがどう動いているのかを見ておいた方が、ケアマネをやりやすいと思うよ」と言われました。
それを聞いて、確かにそうだなと思いました。
最初に介護の仕事を始めた頃は、生活援助が中心でした。
利用者様のお宅に上がって、話をしながら、家事をする。自分の家の中では当たり前のようにしていることでも、外で仕事として行うと、とても感謝されることがあります。
当時の私自身は、高い家事スキルがあるという感覚ではありませんでした。それでも、自分ができることを少しプラスして行うことで、誰かに感謝してもらえる。
それが、とてもありがたい仕事だなと思いました。
訪問介護は、利用者さんの日常生活にとても近い仕事です。短い時間でも、その方の生活の中に入っていきます。直接向き合って、必要なことをする。その近さは、ヘルパーという仕事の大きな魅力だと思います。

ケアマネジャーを目指した理由は、まず受験に必要な経験年数に達したことが大きかったです。
その頃、制度上の区切りがあり、今年受からないと次に受けるために追加で実務経験が必要になる…というようなタイミングだったと思います。ケアマネに転職するかどうかはまだはっきり決めていませんでしたが、とりあえず資格は取っておこうと思いました。
もう一つは、前の職場でケアマネジャーと直接話す機会があったことです。
「この利用者さんがこう言っています」と伝えると、ケアマネジャーが動いてくれる。そういう場面を見ながら、もう少しこうなればいいな、こうしたらいいのではないかと自分なりに思うこともありました。
ヘルパーとしてできることには限りがあります。
ケアマネジャーの立場になれば、もう少し直接相談に乗れるのではないか。そう思ったことも、ケアマネジャーを目指すきっかけになりました。

ロジケアに入ってから、すぐにケアマネジャーになったわけではありません。
まずはヘルパーとして働きました。
前職でも訪問介護をしていましたが、事業所によってヘルパーの動き方は違います。ロジケアのヘルパーは、1日に8件、9件と訪問することもあり、朝から連続して訪問して回るような働き方でした。
前の職場では、1日3件、4件くらいだったと思います。ロジケアに来て、こんなふうに詰めてルートを組めば、こんなに働けるんだと感じました。
もちろん、しんどい時もあったと思います。でも、Aさんのお宅に行って、次にBさんのお宅へ行って…とすき間なく動いていること自体は、私にはそれほど苦ではありませんでした。忙しい日は、逆に気合が入って少しテンションが上がるような感覚もありました。
ロジケアのヘルパーがどのように動いているのかを知ったことは、その後ケアマネジャーになるうえでも、つながっていたと思います。
ケアマネジャーになってからは、働き方が大きく変わりました。
ヘルパーの時は、一日外に出っぱなしでした。ケアマネジャーになってからは、半分外に出て、半分は中で仕事をするような働き方になり、体力的には少し楽になったところがあります。
また、自分が休まなければならなくなった時、ヘルパーの場合は、誰かに代わってもらう必要があります。自分が休むことで、誰かに迷惑がかかるという気持ちがありました。
ケアマネジャーの場合は、自分の予定を調整すればよい部分があります。もちろん、自分が訪問しなければいけない予定は自分で調整していく必要がありますし、周りにお願いすることもあります。それでも、自分の予定を動かして対応できるところは、働き方として変わった部分でした。

ヘルパーとケアマネジャーでは、利用者さんとの関わり方も変わりました。
ヘルパーは、毎週、場合によっては週に何回も利用者さんに会います。だからこそ、見えてくることがあります。
一方で、ケアマネジャーは基本的に月に一度くらいしか会わないことが多いです。ケアマネジャーになりたての頃は、得られる情報の少なさに戸惑いました。
その中で、サービス提供責任者を通してヘルパーさんから話を聞き、情報を集める形に変わっていきました。
ロジケアでは、ヘルパーさんからサ責に報告が上がり、サ責を通して教えてもらうことが多くありました。こちらから聞けば教えてもらえる。そういう連携の中で、利用者さんの状態を把握していくようになりました。
ヘルパーは、利用者さんと1対1で向き合い、日常生活に密着したところで支援できる仕事です。
ケアマネジャーは、もう少し引いた立場から、全体を見て「あれがいる」「これが必要」と判断していく仕事です。そこに、ヘルパーとは違う魅力があります。
ケアマネジャーのやりがいは、サービスがうまく噛み合って回っていると感じられることです。
ヘルパーの時のように、毎週何度も会うわけではありません。利用者さんから見れば、月に一度来る人という感じかもしれません。
それでも、お話をして感謝の言葉をいただくことがあります。そういう時は、やはりうれしいです。
また、必要なサービスを提案して、リハビリなどを通して状態が上がっていくところを見られることもあります。ヘルパーとはまた違う形で、利用者さんの生活に関われるところに、ケアマネジャーの楽しみがあると思います。

今は東京の清澄白河で、居宅介護支援事業所の管理者として働いています。
管理者としては、まだまだ未熟です。本当にこれからだと思っています。ほかのスタッフに迷惑をかけているかな…と思うこともあります。
それでも、一緒に動きながら、伝えられることを伝えていきたいと思っています。育成という部分も、これから取り組んでいくところです。
管理者業務については、今も勉強中です。
心がけているのは、スタッフに気持ちよく仕事をしてもらえるように声をかけることです。まだ至らないところもありますが、そういうことを大事にしていきたいと思っています。

訪問介護について、「家に1人で行くのは怖くないですか」「クレーマーのような人はいませんか」と聞かれることがあります。
でも、実際には意外と大丈夫だと思っています。
訪問介護は、対人の仕事です。こちらも1人の人間で、相手も1人の人間です。皆さん優しいですし、穏やかに仕事をしている感覚があります。
ヘルパーとして、利用者さんの日常生活に近いところで支援する働き方もあります。
ケアマネジャーとして、少し引いた立場から全体を見て、必要なサービスを提案していく働き方もあります。
どちらにも、それぞれの魅力があります。
迷っているなら、まずはやってみてもいいのではないかと思います。合わなかったら、その時にまた考えればいいのかなと思います。
Written by Minako HIKONE